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トリコモナスの潜伏期間は人によって異なる

2019年12月07日

トリコモナスは主に性交渉など性器が直接触れる行為によって感染する性感染症です。トリコモナス原虫の感染が原因で発症します。重大な後遺症などはなく、比較的軽い症状の性感染症ですが、感染しやすいという特徴も持っている性感染症でもあります。

女性の感染率が高く、日本人女性の5%?10%が感染しているとも言われています。特に生理中は体内の変化により感染しやすいので女性は気をつけてください。トリコモナスの潜伏期間には個人差がありますが、平均すると10日前後です。早くて3日ほど、遅くても1ヶ月くらいの潜伏期間を経て症状が出始めます。潜伏期間中は尿道炎による痛みや不正出血、かゆみなど自覚症状が無いため、ほとんどの場合感染していることには気づきません。また、潜伏期間が終わってもはっきりとした症状が出ないことも多いため、どこまでが潜伏期間かはっきりと特定できない場合も多くあります。

特に男性はトリコモナスに感染しても性器に具体的に症状が出ないことが多く、気づきにくい傾向にあります。トリコモナスは潜伏期間中でも他者に感染してしまうことがあるため、人にうつさないためにも早めに発見、治療したい感染症です。

トリコモナスは性交渉で感染することが多い感染症ですが、お風呂やトイレなどを共有することで感染してしまうこともあります。また、タオルやコップなどを使い回すことで感染した例もあります。トリコモナスに感染すると女性は外陰部にかゆみや灼熱感が出たり膣からの不正出血、異臭がする泡状のオリモノや黄緑のオリモノが出るなどの症状が一般的です。泡状のオリモノから発する異臭の様子は、魚が腐ったような臭いと形容されることがあります。

男性の場合は尿道炎になることが多く排尿時に軽い痛みを感じることがあります。男女ともに重篤な症状が出ることはまずありません。そのため、感染に気がつかないことも多いようです。トリコモナスの治療にはフラジールという治療薬がよく用いられます。治療に要する期間はほとんどの場合、1週間から2週間ほどです。フラジールは主成分がメトロニダゾールの錠剤です。

フラジールを服用することによってトリコモナスの原因である原虫を死滅させます。フラジールはトリコモナスの治療に非常に有効な治療薬ですが、妊娠中や授乳中の人は服用する際に注意が必要です。脳や脊髄の器質的疾患がある人も注意が必要なため、服用前に担当の医師に相談するようにしましょう。他の薬との飲み合わせにも気をつける必要があります。